神様仏様にお仕えするお稚児さんってなーに?
お稚児さんってなーに?
「お稚児さん(おちごさん)」って聞いたことある方も多いのではないでしょうか?
お稚児さんは、神社やお寺で行われる伝統行事で、華やかな衣装を着た子どもたちが神様や仏様にお仕えする役目を果たす、欠かすことのできない存在です。
普段はカジュアルな服を着ている子供たちが、この時ばかりは華やかな衣装を纏ってまるでお姫様や王子様のように変身します。
お稚児さんになると神様や仏様にお花や果物などをお供えしたり、神様や仏様にお手紙を読んだりと重要な役割があります。
お稚児さんになるとどうなるの?
お稚児さんに選ばれるのはだいたい4歳から10歳くらいまでの子どもたち。
男女問わず参加できます。お稚児さんとしてお祭りや法要儀式に参加すると、神様や仏様から「よく頑張ったね!」と、ご利益(ごりやく)がいただけると言われています。
参加することで子どもたちの健康や成長を祈ることができるから、昔から家族にとっても大切な行事です。
地域によっては10歳までに3回お稚児さんに参加するという風習がある地域もあります。
どんな行事でお稚児さんができるの?
代表的な行事といえば「花まつり」が有名。花まつりは、4月に行われるお釈迦様の誕生日を祝うお祭りで、お稚児さんは神聖な行列に参加して町中を歩きます。ピンクの花飾りに囲まれて歩くその姿は、とても華やかです。
また、子どもをお守りする神様の法要や、住職が交代するお寺の住職交代式でもお稚児さんが行列し、法要を華やかに彩ってくれます。
どうやったらお稚児さんになれるの?
「お稚児さんってなんだか楽しそう!私の子供も参加してみたい!」と思ったらまずは調べてみましょう!
地域によっては毎年募集があったりするので、意外と参加しやすいと思います。
調べても募集がなかった場合は『お寺のじかん』にお問い合わせください!
費用は衣装のレンタル代が必要ですが、地域の伝統に触れながら参加できる貴重な経験は一生の思い出になること間違いなし!
幼少期の非日常体験は大人になってからも覚えていますよね。
まとめ
お稚児さんに参加すると、ただお祭りや法要に参加するだけではなく、伝統的な日本文化や地域の歴史に触れる素晴らしい機会になります。
特に着物を着たり、行列に参加したりする体験は、普段の生活ではなかなか味わえない特別なもの。
さらに、家族や友達みんなで見守る中で役割を果たすのは、子供たちにとっても自信を持てる経験にもなり、神様や仏様に感謝しながら楽しく華やかな体験ができるのではないのかなと思います。
地域の伝統や文化、そして家族や子どもたちの幸せを願う素敵なお稚児さん。
華やかで可愛い衣装を身にまといながら、ちょっぴり神聖な気分を味わうことができるお稚児さん。
もし機会があれば、ぜひ一度参加してみてはいかがでしょうか。