新年のご挨拶
【新年のご挨拶】
新年明けましておめでとうございます。
令和七年の新春を迎え改めまして皆様の本年のご健勝をお祈り申し上げます。
本年は西暦にすると2025年となります。
21世紀に入って四半世紀が経とうとしております。
2025年問題をご存知でしょうか?
2025年問題とは団塊の世代が後期高齢者に全員なる年で日本人の5人に1人は後期高齢者となる、という話です。
今は夜明け前で2025年から日が昇り覆い隠されていた課題が浮かび上がってくることをあるごとに仲間には話してきました。
顕在化し始めているがまだまだ大きな課題とはなり得ていない、肌感がないのが今の状態ではないでしょうか。
我々寺院業界に目を向けてみると昨年末には日蓮宗と曹洞宗が今後の宗門についての公式見解を出しました。
日蓮宗グランドデザインの記事 仏教タイムス
双方とも20年後には約3分の1のお寺が存続不可能になるという話でした。
いよいよ公式見解の出た寺院業界ですが目の前の現実を直視していく必要性がありそうです。
9年前よりこの問題についても言及し活動してきたソーシャルテンプルですがやっと公式見解が出たことにこの業界の闇深さを感じざるを得ません。
社会に目を向けてみても未だ旧体制VS新興勢力のようなテンプレートに当てはめて解釈していること自体が分断を招いていると感じざるを得ません。
目の前の課題を直視し変化することを恐れずに取り組む。
この姿勢が尚のこと問われているように感じています。
寺院業界は社会の縮図であり最先端だと捉えてみるとこの停滞した社会をブレイクスルーするヒントはここにあるのかもしれません。
新年早々暗い話をしてしまいましたがこの課題を現代に生きる私たちに与えられたと思って超えていくしかありません。
ひっくり返すと固定化していた社会が変化するということは大きなチャンスでもあります。
偏在していたものが正常化する過程と捉え本年も目の前のことを丁寧に取り組んで参りたいと思います。
外野に回って茶化したり避難したりするのではなくプレイヤーとして最前線に立ち続けましょう!
最後に本年も変わらぬご支援をお願い申し上げ新年のご挨拶とさせていただきます。
一般社団法人SOCIAL TEMPLE 代表理事 近藤玄純