坊主道と行くシリーズ第3弾!〜eisui展『I wanna see you 』〜
【坊主道と行くシリーズ第三弾!〜eisui展『I wanna see you 』〜】
第三弾となりました「坊主道と行くシリーズ」
絵で仏教を伝える絵師映水さん。
山梨大使としてもご活躍されています。
今回の個展は本当に楽しみでした。
参加者は坊主道3名、有縁の皆様7名の合計10名。
場所は山梨の銘酒で有名な「春鶯囀(しゅんのうてん)」の酒蔵ギャラリー六斎です。
では早速中に入ってみましょう。
【絵で仏教を伝える】
「私は生きているというより毎日死ににいっているんですよね。」
映水さんの第一声でした。
映水さんはこう続けました。
「主人と子供を見送る時に姿がみえなくなるまで見送り、帰ってくる時はまた会えたなという気持ちでお帰りといっているんです。」
「毎日死にむかって生きている、だから1日を一生懸命生きようと思ってもらえるようにお釈迦様の言葉を借りて絵にしています。」
そんな話を聞いている時に鎌倉時代のあるお坊さんの言葉を思い出しました。
「人の寿命は無常です。男でも女でも若くても老いていても皆同じ定めなのです。ですから、人はいつか死ぬという事を覚悟し、自分の人生を後悔しないようにするにはどう生きていくのがよいのか考えて、日々を過ごしてください。」
まさしくこの言葉通りに日々全力で生きている人だなと私は感じると共に、仏教を実践して生きている人の言葉の重みに圧倒されました。
そんな映水さんの作品を紹介していきたいと思います。
【アメリカ時代の作品からお寺の天井画まで】
19歳〜23歳頃までニューヨーク学校にいた時の作品です。
学生時代に周りの先輩の影響もあり焦って生きて、その時の苦しみや喜びを女性の形を借りて心に翻弄されている人々の姿を表現したものだそうです。
その後帰国し、英会話で絵の指導をしたり、ネイルアートの講師をしていたそうです。
縁があり、ネイルアートができるなら天井画も描けるだろと言われたのがきっかけで天井画を描き始めたそうです。
坊主道副代表である渡辺光順さんが住職を務める功徳院の天井画も映水さんによるものです。
今度は若い頃の作品のような心に翻弄される人ではなく、映水さんが人生を歩んできた上でお釈迦様の言葉に出会い、心を修養する、穏やかにすることを学びました。
その姿を表したくシリーズ化したものです。
わたしはあなたに話かけていますという説法印を女の子の形で表した作品です。
幸せってなんだろう?世界中の人々がそれを探しいろんな宗教を信仰している。
世界中の女の子がこの印相をとって「あなたに会いたいんです、私たちはひとつです。」という意味を込めてシリーズ化して描いているそうです。
七面天女という神様をモンゴルの女の子の姿で表現した作品です。
世界中の女の子で七面天女の姿を描く。
これからシリーズ化していくそうです。
〝映水さん自身〟の世界に向けての作家活動だそうです。
他にもたくさんの素晴らしい作品を説明を交えながら解説していただきました。
恒例の記念撮影!多くの方に参加していただきありがとうございました。
その後はお茶をしながらいろんなお話をしました。
『坊主道と行く!シリーズ』の新たな案も提示してくださいました!
改めて参加していただいた皆様、映水さんありがとうございました。
次回もお楽しみに。
絵師 映水さんの情報はこちらから