気づく力や自分を支える力を養ってみよう。
皆様、ご無沙汰しております。
ヨーガ講師の竹田夕子です。
実は昨年大きな病気をしまして、入院していました。発病はちょうど1年前。
今はその病気や後遺症と向き合いながら過ごしてきています。
そんなこんなで…パソコンの画面はおろか
日常を作っていたはずのお仕事や友人関係とも、これまでにはない距離を保っていかなければなりませんでした。
・
久しぶりの投稿となります。
日常が変わる。
そうです。私は1年前の発病によって自分の日常が大きく変わる経験をしましたが、まさに今現在は、新型コロナウイルスの登場によって私たち一人一人のそれぞれの日常が、そして世界全体の日常が変わる情勢となっています。
これまで当たり前だと信じてきた、いや、信じてきたというよりも...
当たり前だと思い込んで失うことなど疑うこともなかった「日常」が、崩れていくような経験をされてる方も多いのではないでしょうか。
日常が崩れていくと、どんな気持ちになるのだろう。
不安・恐怖・心配・やるせない・悲しい・怒り・落胆・衝撃・・・
皆さんは今、どんな気持ちでいますか?
あえて今のご自分の気持ちや感情を表現してみてください。
もしかしたら...ご自分がどんな気持ちを抱いているのかよく分からないまま日常を過ごし、周りの家族や職場や行政に、なんらかの攻撃的な感情をぶつけてしまっているかもしれません。
自分の感情を表現しようと「分析」することで、
感情と自分の間に少し「客観性」が生まれます。
感情と自分の間に少し「隙間」が生まれます。
客観性や隙間が生まれると、私たちはそれらの感情に引きずり込まれることなく、上手に取り扱うことができると言われています。
世界の状況が大きく変わっていても、せめて自分の感情に飲み込まれることなく。
自分の機嫌は自分でとって、「心の日常」は保っていきたいですね。
感染するものはウイルスだけではない。
わたしはウイルスや感染症学の専門家ではありませんので、専門的なお話ではないのですが…
新型コロナウイルスの特徴というか、脅威は、単なる「病気」で身体を蝕まれることではないような気がしています。
「感染」という意味で、身体だけではなく、人間の心にまで広がっていく事象だと感じています。
新型コロナウイルスは全く新しく、いまだ分からないことが多いのが、特記すべき特徴です。
(ちなみに私の病気もすごく新しくて、原因も治療法も分からないんです。今のコロナと同じ。)
病気に対しての「分からない」というのは、とても厄介で、「分からない」「見えない」からこそ
「不安」「恐怖」といった感情を煽ります。
不安と恐怖は知らず知らずのうちに私たちの内側で増殖していき、人格をも変えてしまう強さがあるように思います。
そうして周りで起こっている素敵な出来事に気づけなくなったり、周りの意見を聞けなくなったりしながら、
不安や恐怖は自分だけではなく、どんどんと周りにも広がっていきます。
目に見えない人と人との関係。
人の信頼関係という素敵なネットワークにも、感染してしまうのですね。
巻き込まれたり、振り回されたりしない自分
正しく情報を得て、選別して、判断し、行動することはとても大事なことです。
ですので、今の自分が一体どんな情報を得ていて、どんな考えで、どんな気持ちで社会と繋がっているのか。
これらを把握できてたら、情報や感情に振り回されないで過ごしていけるかもしれません。
そして。もちろん衛生活動はしっかりやったうえで、
自分という存在をしっかりと支えるために...こんなこと一緒にやってみましょう!ということをヨーガ講師的にご紹介します。
簡単すぎますが、簡単だからこそ、気づいたらやってみてください。
1⃣ 5分だけ座る。(今のご自分を客観的に観察してみる時間。気持ち・思考・行動)
2⃣ ゆっくりとお茶を味わって飲む。(お茶の時間は立ち止まる時間。お茶に集中してみましょう)
3⃣ 周りの景色を楽しむ。(視線を外へ向ける。入ってくる情報がコロナウイルスのことばかりに偏らないように)
4⃣ 感謝の気持ちを持つ。(医療従事者の方をはじめ、私たちそれぞれがみんな一生懸命に向き合っています)
5⃣ 気持ちよく深く呼吸。(周りに誰もいないところで、思い切り深呼吸を繰り返しましょう)
以上の5つです。
・
すべてのエッセンスはマインドフルネスです。
気が向いたらやってみて下さい。
今この時の輝きを忘れずに、日々を過ごしていきたいですね。