ツナガリイム賛同寺院紹介【part1】

ツナガリイム賛同寺院紹介【part1】

皆さまからのたくさんの写仏が毎日賛同寺院へと届いています。
このご縁をさらにつなぎ深めていくために、この記事では写真付きで賛同寺院と各寺院の担当者を紹介いたします。

 

本成寺(ほんじょうじ)

宗派:日蓮宗 開創:1314年
住所:〒306-0022  茨城県古河市横山町3-10-4

担当者:副住職  電 貫衛(いなずま かんえい)

お寺の運営についての思い
宗教に求めるものが少なくなっている現代に、それでも「救い」や様々なものを求める方がいらっしゃれば、そうではない方もいらっしゃいます。僧侶として、どのように人々に寄り添っていくことができるか、私たちはその形を探しています。その形を見つけてこそ未来のお寺の役割がより活きると信じ、活動を続けています。

「ツナガリイム」に賛同寺院となって
写仏や写経は筆を持つ時間や空間そのものが仏様と向き合う場となります。言い換えればこれも立派な修行の1つ。無心に行う、一心に願いを込めて行う、丁寧に一線ずつなぞる、多彩に描くことはもちろん、TVを観ながら、音楽を聴きながら…などリラックスして行っても構いません。皆それぞれのやり方で仏様と向き合う時間を過ごすことができればと思っております。心が沈みがちな状況の中で仏様と向き合える時間が増えれば、それは素晴らしいことです。皆様には完成した写仏だけでなく、その過程自体も存分に体感していただきたいと思います。素敵な画をなぞり、自身の手で仏様を描くことができる本プロジェクトは本当に素敵だと思います。

 

壽徳寺(じゅとくじ)

宗派:真言宗豊山派
住所:969-227  福島県耶麻郡猪苗代町山潟字村上2540(HP

担当者:住職 松村 妙仁(まつむら みょうにん)

お寺の運営についての思い
磐梯山と猪苗代湖の町にある自然豊かな小さな寺院。車の音もしない、”なにもないのがいいところ”の田舎のお寺です。「ご縁を大切にするお寺」をテーマに、ご縁=5つの縁(ほとけ、お寺、檀信徒、地域、社会)との出会いの場となるお寺づくりを大切にしています。本尊である薬師如来は、こころとからだの健康にご利益のある仏様。毎月8日の縁日には、写経や写仏、オリジナルご朱印帖づくり、健康講座などを開催しています。仏様やお寺が円(縁)の中心となり、様々なご縁が広がり、安らかな時間を紡いでいきたいと思います。

「ツナガリイム」賛同寺院となって
お寺にお参りに行くことすら不安に感じてしまう日々の中、自宅で行う「写仏」を通して全国各地のご寺院とつながることができる大変素晴らしいプロジェクトと感じています。また、お手本となる写仏が画家・映水様のオリジナルであることも魅力的ですね。こころの修行である写仏を通して、映水様とご縁をいただけることも有り難いことです。「ツナガリイム」がなければ知ることやツナガルことのできなかった寺院も多いことでしょう。世の中が落ち着いた折には、実際のお寺にお参りしていただきたく思いますし、私も参画寺院にぜひお参りしたいと考えております。

 

遠照寺(おんしょうじ)

宗派:日蓮宗 開創:1294年
住所:408-0111  山梨県北杜市須玉町穴平2629(HP
日蓮聖人の弟子中老僧の1人、日弁上人開創のお寺。樹齢500年のアカマツ「鶴亀の松」がありま
す。

担当者:副住職 内藤 和心(ないとう わしん)

お寺の運営についての思い
遠照寺は私・内藤和心が生まれ育ったお寺です。私は5年前に僧侶資格を得て、自分なりのお寺改革に取り組んでいます。現在、副住職として住職の父とともに法務にあたっております。小さい頃からお世話になった檀家様と若い世代をつなぐ役目を果たしたいと、模索中です。遠照寺には樹齢500年と言われる鶴亀の松(夫婦松とも呼ばれる)があり、三世をつないでくれるお寺のシンボルとなっています。落ち着いた頃に、ぜひお寺にもお越しくださればと思います。

「ツナガリイム」に賛同寺院となって
昨年まで通っていた身延山大学で映水様の絵画に触れ、感銘を受けました。お話ししていくうちに映水さんの世界観や写仏を通した精神修養の機会を檀家様にもお伝えいたしたく、自坊での写仏教室開催を依頼。延期となってしまいましたが、実は5月に開催する予定でした。そんな中、受賞作の個展開催も延期となった映水様が自粛生活を強いられている多くの方々にオンラインで写仏を公開しようと頑張っていらっしゃる姿を拝見し、申し込みをされていた檀家様や友人にもお勧めしておりました。映水様お一人で始めた活動は「ツナガリイム」へと広がり、私自身の思いもこの活動に集約されていると感じ、参画しました。「ツナガリイム」は、国難の真っ只中で自分に出来ることは何かとそれぞれの立場で模索し、思いが形になったものと思っています。参加される皆様は、写仏で心を調え、ご誓願という形で思いを表していただきたいと思います。皆様の思いの込められた仏様にお会いできることを嬉しく思います。

 

自元寺(じげんじ)

宗派:曹洞宗 開創:1570年
住所:408-0315  山梨県北杜市白州町白須1364(HP
武田四天王・馬場美濃守信房公が開基で、菩提寺となっています。

担当者:住職 山崎 秀典(やまざき しゅうてん)

お寺の運営についての思い
まずは自身が奢ることなく、軸足としての仏教の根幹、宗祖や歴代の僧侶・信仰された方々のことを真摯に学ぶことを心掛けています。その軸足を据えた上で、檀信徒のみなさま、地域の方々、私たちを求めるすべての方と共に、穏やかに、楽しく、「生きていること」を実感しながら暮らせるように、日々活動したいと考えております。私は「一心であること」「そこに善悪はない」ということを踏まえて「きちんとものごとを見つめる」ことが大切だと考えますが、皆さんの感じ方も教えて頂きながら、ともに深めていけるならばとても嬉しく思います。縁ある方々が「自然に」何かができるように、働きかけてゆきたいと思います。

「ツナガリイム」に賛同寺院となって
本当に大変な状況となっていますが、乗り越えられるものと信じており、そこには仏教の教えが活きるものと考えています。四苦八苦の「苦」は避けては通れない意であり、そういったことも含みながら歩むのが仏道なのだと思います。それには「一心」であることが大切。「ツナガリイム」の活動はそこに通じるものがあります。また、ともに縁を確かめ合いながら歩むことができる素晴らしい活動だとも感じています。本活動を通して、皆様とともに学びながら歩みたいと思います。

 

本休寺(ほんきゅうじ)

宗派:日蓮宗 開創:1685年
住所:267-0053 千葉県千葉市緑区高津戸町450(HP

担当者:住職 岩田 親静(いわた しんじょう)

お寺の運営についての思い
お寺の運営というのはとても難しいものですが、私は「公益性」を求めていくことが必要だと考えて居ます。それはつまり、私たちにはお寺を広く公にこの場をひらく義務があるということ。子供会やリトミックをはじめとする子育て支援の場としてお寺をご利用いただいているのもそこに向かう取り組みの一つ。倫理的な観念や情報に基づいて、できうる限り「公」に奉仕していくこと。共益ではなく、公益を追求していくことを念頭に時代に合わせた活動を展開していきタイト考えています。

「ツナガリイム」に賛同寺院となって
「ツナガリイム」の発起人は、私の大切な友人です。やっている人を信用できるというのは、運営に嘘がないことを知っているということ。誰かの活動に賛同する際には信用や信頼こそ重要な点であると考えます。また、この「ツナガリイム」の活動に色々なお寺さんが興味をもち、目的ベースで同じ方向に向かえるというのはとても素晴らしいことです。この取り組みが次につながることも期待しています。最後に、巣ごもりはとても寂しいものかもしれません。本来であればお祈りはやはり対面で行いたいものでもあります。けれど、写仏を通して巣ごもり時間を少しでも有意義に過ごし、それが家庭円満や皆様の心身の健やかな状態をつくることに貢献できていたら…と思います。

きっかけは主催の近藤住職との繋がりです。それを抜きにしても「ツナガリイム」のプロジェクトはステイホームの時代にとても意義のあるものだと感じました。家に居ざるを得ない状況で、手持ち無沙汰になってしまった方が写仏を通して仏様とつながれること、つながっていると思えることはとても素晴らしいこと。時代や社会にに求められた活動であると思います。

 

法妙寺(ほうみょうじ)

宗派:日蓮宗 開創:1954年
住所:192-0154 東京都八王子市下恩方町2018(HP

担当者:住職 神藏 寿観(かみくら じゅかん)

お寺の運営についての思い
法妙寺は昭和時代にできた新しいお寺です。主に戦後「東京に新しく根付いていこう」という人々とご縁を紡いで参りました。そのようなご縁のできた方々にとってこのお寺が「心安らぐ聖地」のような場所となれるように、日々一つひとつのことを粛々と真摯に行っていくのが私たちの基本的な姿勢です。そうして仏様とつながりながら、消費されたり、流されたりすることなく、このお寺が「自分にとって何が大切かを実感できる場」として在れたらいいと考えております。

「ツナガリイム」に賛同寺院となって
きっかけは主催の近藤住職との繋がりです。それを抜きにしても「ツナガリイム」のプロジェクトはステイホームの時代にとても意義のあるものだと感じました。家に居ざるを得ない状況で、手持ち無沙汰になってしまった方が写仏を通して仏様とつながれること、つながっていると思えることはとても素晴らしいこと。時代や社会にに求められた活動であると思います。

 

正壽寺(しょうじゅじ)

宗派:曹洞宗 開創:1829年
住所:451-0051 愛知県名古屋市西区則武新町1-8-2(HP

担当者:住職 早坂 光司(はやさか こうし)、寺族 早坂 宏香(はやさか ひろか)

お寺の運営についての思い
私たちのお寺は名古屋の下町にある曹洞宗(禅宗)のお寺です。禅というと、厳格なイメージを持たれがち。もちろん厳しいところもあるのですが、生活の中で役立てることができる「禅」の視点はたくさんあります。そういったものを是非暮らしに取り入れてもらいたい。そこで私たちは出勤前に参加できる座禅会や、お寺でのヨガ教室などを開催しています。坐禅のあとに振る舞う「お粥」も好評をいただいております。お寺を愉しみ、禅の心にふれていただくべく、活動いたしております。

「ツナガリイム」に賛同寺院となって
このような不安定な世の中だからこそ、お寺で仏様と向き合うことで心を落ち着かせたいと考える方は少なくないと考えます。しかしそれが叶わないのが今……。それならば、お寺の方から出向けばいいのではないか?と考えていました。そんな時に近藤さんから「ツナガリイム」の話を伺い、私たちがやろうとしていたことと似ていることに気づき、参画しました。写仏を通してお寺を感じてもらえたら、と願っています。

 

宗徳寺(そうとくじ)

宗派:日蓮宗 開創:1482年
住所:443-0101 愛知県蒲郡市一色町狭間20(HP
三ヶ根大黒天と称し「大黒天信仰」が盛ん。
担当者:副住職 内野 智翔(うちの ちしょう)

お寺の運営についての思い
お寺と一般の人々距離が離れてしまっている現代。現代仏教は「葬式仏教」と揶揄されることも少なくありません。こうした宗教離れは社会的な問題とされているのですが、わたしはお寺の方からも寺をひらく(一般の方にもっと触れていただく)ための活動をしていくべきだと考え、活動しています。やれそうなことはなんでもやってみる、やってみて改めて気づいたことをもとに次を考える。時代に合った新しい文化や風習をもたらすことができるようにと願い、日々活動をしています。

「ツナガリイム」に賛同寺院となって
もともと私たちのお寺でも通信制の写仏や写経を行なっていました。「ツナガリイム」のブロジェクトに合流したのは、主宰の近藤さんとのご縁があったことがきっかけですが、eisui先生の想いに共鳴したというのも大きな理由です。「ツナガリイム」に参画したことで、北は北海道から、南は九州。全国各地から写仏が届きます。「娘と一緒に写仏しました」などのエピソードを添えて送ってくださる方もいらっしゃり、写仏をきっかけに人と人とのつながりができていることを感じられるのも大変嬉しく思います。

 

与楽寺(よらくじ)

宗派:天台宗 開創:716年
住所:651-2117  兵庫県神戸市西区北別府2-12-1(HP
霊亀2年(西暦716年)に藤原宇合(うまかい)によって明石の七薬師寺の一寺として開創されたという。 藤原鎌足の子である定恵和尚が開山し、宇合によって創立されたといわれる太山寺の末寺として建てられたようである。

担当者:住職 甲斐 健盛(かい けんじょう)

お寺の運営についての思い
与楽寺は奈良時代から約1300年、この地で人々の「楽」と「健康」のために祈りがささげられてきた天台宗の寺院です。運営は、寺院名にあるように、「抜苦与楽(ばっくよらく)」、人々が苦から離れ、楽を感じてもらえるようにと考えております。天台宗は法華や座禅や念仏、そして密教など守備範囲が広い宗派。なかなか上手くはできてはいませんが、その特徴を生かして今の時代に合った手法で人々に仏法が届けばよいなと考えています。

「ツナガリイム」に賛同寺院となって
コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が発令され、寺院にお参りも難しい状況が続きました。非常な困難な生活の中、皆さまに少しでも心の平穏が訪れるようにと願い「ツナガリイズム」に参加しました。ぜひ、仏様を描くその間は、ゆったりとした気持ちで過ごしていただきたいと思います。日本全国から続々と「写仏」を受け取り、大変感謝をしております。宛先を書くときに初めて書く住所ばかりであることも新鮮な経験であり、貴重なご縁をいただいていると感じています。

 

以上、今回は賛同寺院9ヶ寺を紹介いたしました。
奉納先を検討する際にぜひご活用ください!
これからも紹介記事は続きます。
Part2も楽しみにしていてください。

 

Edit:小栗 詩織