【お寺の活性化計画】「妙秀寺ホームページ制作」マニュアルズレポート
株式会社マニュアルズのデザインを担当している深澤です。
「お寺の活性化計画プロジェクトチーム(坊主道 × マニュアルズ)」
その第1弾として、坊主道のメンバーとマニュアルズとで
甲斐市龍地にある妙秀寺様のホームページ制作の初回打ち合わせを行いました。
今回は妙秀寺の住職・浅野様の想いを、坊主道メンバーとマニュアルズがヒアリング。
その想いを受けて、ホームページをどのような方向性にして行くかWEBの専門家として提案させて頂きます。
「当たり前」という認識の壁
ホームページ制作にあたって、大切なことは何を制作させて頂くのかその内容をよく理解すること。
今回の打ち合わせでは、お寺やお坊さんのことを沢山学ばせて頂きました!
そして、話し合っていく中でお互いの「当たり前」に大きく差があることを感じました。
妙秀寺様で打ち合わせを行っている様子
住職にとっての「永代供養」と「お墓」の違いの「当たり前」。
皆さんは「永代供養」と「お墓」の違いってご存知でしょうか?
住職からお話を伺ったところによると、「永代供養」とは、核家族化でご家族が遠方に住まわれていたり、ご家族がご病気や高齢であったりして、お墓のお手入れに行けない檀家さんの代わりに、住職が供養してくださる供養のことでした。
ホームページ制作者側としての「当たり前」。
逆に住職が驚かれていたこともありました。
「1ページに縦に長いホームページ」と「細かくページを分けているホームページ」の違い、ご存知でしょうか?
一般的にWEB業界では「1ページに縦に長いホームページ」はこんな使われ方をしています。
・情報をコンパクトにまとめ、上から閲覧する特性を生かし、流れるようにコンテンツを見せることに特化しています。
また近年のスマートフォンでもページを移動することなくスムーズに閲覧できることや、ネットワーク速度が早いことから、読み込み時間が短くなり待つことが少ないということから採用しているホームページも多くあります。
そして「細かくページを分けているホームページ」にはこんなメリットが
・掲載内容が多く、人それぞれ異なる目的の情報へと、スムーズにアクセスできるようにする。
・1ページ単位の読み込みデータ量を少なくすることができ、効率良くデータを取得できる。
・ページを分けることで、見せ方の変化や情報の整理を明確にすることができます。
ご存知でしたか?
普段何気なく見ているホームページにも、役割によって見せ方が違います。
違うからこそ気付ける、より良くしていくアイディア
ある分野に通じれば通じるほど初心の感覚が薄れ、自分にとっての「当たり前」となっていき、気付きにくくなる。
その違いが、お互いの気付きにくいところを新鮮な疑問として考えられることはこのプロジェクトにとっては大きなメリットでもあります。
たくさんの人が見てくださる大切なホームページ。
そのお寺の顔になる大切なものを作らせて頂くからこそ、それぞれのお寺が大切にされている想いを、作り手の私たちが一番の理解者でありたいと思っています。
マニュアルズによる、ホームページ制作のプロとしての意見。
坊主道メンバーによる、住職として寺院に関するプロとしての意見。
これからもお互いの『当たり前』をよく確かめ合いながら、プロジェクトメンバー全員で良いホームページ制作をできればと思います!