『ゆくすえ茶話会2020』開催レポート

『ゆくすえ茶話会2020』開催レポート

行政書士チーム「よすがびと」の丹澤ますみと宿澤真由美です。

令和2年10月30日、実に約11ヶ月ぶりに『ゆくすえ茶話会』が甲府市総合市民会館にて開催されました。

超宗派仏教徒「坊主道」と行政書士チーム「よすがびと」の共働プロジェクトであるこのイベントは、昨年に6回開催されるも今年は新型コロナウィルス感染症の影響でこれが最初で最後となります。
「ご参加者には必ず楽しんで帰ってもらいたい」
スタッフの意気込みと気合はいやが上にも高まります。

 

【オープニング 頭の準備体操】
新しい試みとして、身元保証支援会社「結虹の杜」の前田啓介さん指導によるリラックス体操を実施しました。参加者全員が頭と体をしっかりほぐして、「傾聴」準備OKです。最高のスタートで幕を開けます。

 

【第1部 お坊さんの法話】
一般社団法人socialtemple代表理事の近藤さんによるお話です。
世界中で新型コロナが猛威を振るう中、参加者の皆様も思うところがあるのか、近藤さんのお話に大きく頷いていました。
今まで当たり前だと思っていた日常があっという間に崩れ大切な誰かの命をウィルスが奪っていくこの状況は、自分とは関係がないと思っていた死と向き合わされる体験でもあります。
生老病死。人は皆、生まれて、老いて、病気になり、死んでいく。
「皆、知っているはずのことなのに、なんとなく他人事としていませんか?」という近藤さんの問いかけにハッとさせられます。
「生老病死」の苦しみの中でどう生きるかを教えてくれる仏教により一層興味を持たれた方もいらっしゃったのではないでしょうか。

 

【第2部 行政書士の相続勉強会】
行政書士チーム「よすがびと」代表の丹澤仁が担当します。
今回は、①自筆証書遺言のルール変更及び保管制度と②配偶者居住権に関する内容です。
「なんか小難しい話が始まりそうだな」との懸念をよそに、ポイントを簡潔にまとめたスライドを駆使して分かりやすく解説する行政書士の話に皆さん熱心に耳を傾けていらっしゃいました。
前週に別の相続関連セミナーに出席したという参加者のお一人は「この前は制度説明ばかりを聞かされて全然おもしろくなかったけど、今日は本当にためになりました!こういう実用的な話を聞きたかったんです!!」と感想を口にされました。

 

【第3部 ゆくすえ座談会】
お坊さんと直接話すことや行政書士の事務所に出かけていくのは気が引けると感じている方も少なくないでしょう。
ゆくすえ座談会では何となく話し始め、自分の興味のあることをお坊さんや行政書士に聞いてみる。
話がじわじわと盛り上がり、こんなことまで相談するつもりはなかったという内容も出てきます。
毎回時間ぎりぎりまで話は尽きません。

 

私たち「よすがびと」は、皆様の生活に寄り添いながら、困った時にはいつでも気軽に相談してもらえる存在を目指し、これからも精力的に活動してまいります。