もしかして忘れかけてる？「嬉しい・楽しい・大好き！」

みなさまこんにちは。

ヨーガ・瞑想講師の竹田夕子です。

さて今回は表題のとおり

「嬉しい・楽しい・大好き！」をもしかしたら忘れかけてるかも。。。というお話です。

ヨガの生徒さんとのある日のお話

先日レッスンの後に、一人の生徒さんとどっぷり話し合った時間がありました。

ヨーガのレッスンは１時間程度。

お話は２時間程度。。。

うふふ。

レッスンが終わった後、その方はスルスルと私の目の前に歩いてきて

私に対してやや斜めの位置に座られました。

そして「マッサージのモデルをやりたい」

（私がマッサージセラピスト育成講座を開いていて、その際の練習台となる身体が必要だ、という話から..）

と口火を切られ

そこから段階的には

「気分が落ちている」

「何もやることがない」

「人には幸せだと言われるけどそんなことはない」

お話はそんな内容になっていき、

止まることなくダダダダーーーーーっと伝えてくれました。

もうだんだん姿勢もガッツリこっちに向き合ってきたり、

にじりにじりと熱量が上がってくるのも伝わってきますし、

自分の中にもやもやとした正体の分からないようなものがいて、それが一気に湧き出してきているんだろうなーーーと感じました。

いつの間にか殻に籠る蛹のように

私にはその方が蛹のように見えました。

とっても素敵で、美しい方です。

目の光も純粋なんですよね。

だけど、何かに覆われている。

光が中でうずき始めている。

大人になって社会に出て仕事をし、結婚をして妻に、子供を産み育てながら母に、結婚という契約の中で義理の娘になる。

きっとその人生の歩みは

女性としての在り方を大きく変えることが必要だったに違いありません。

みんな折り合いをつけながら悩みながら、役割を全うしていくんでしょうね。

そうして今、その生徒さんは、いろんなことが落ち着きつつあるのです。

旦那さんもお子さんも義理の両親とも、ある程度折り合いがついていて、環境が落ち着いている。

落ち着いていたり、静かな状態になると、

忙しい時には気がつかなかったようなことがひょっこり顔を出したりしますよね。

自分の中に押し込めていた光があったんだ！ということに気が付き始めるのかもしれません。

わたしはまだ何かできるんだ。

誰々の奥さん、何々ちゃんのお母さん、何々さんちの義理の娘さん、どこどこの事務員さん。。。

そういった肩書はなしにして

自分は自分として何かができるんだ！

人と繋がれるんだ！

私は私を感じたい。

YES！私は私を感じたい！これは人間の欲求の根源の一つではないでしょうか。

殻から出るのは少しずつ…

その生徒さんの印象的だった言葉を挙げますね。

「感情が…ない…のかなあ…」

「何をしたらいいのかわからない…」

これはもう、殻に収まりすぎです。笑

周りに合わせて折り合いをつけるために、きっと本来の自分の周りに、殻をかぶせてきたのでしょう。

妻・母・娘・仕事の役割。

周りに合わせた役割をこなすために、ちょうどよい殻を被ったヤドカリ。

それは蛹でもあります。

殻を一気に壊そうとしてはいけません。笑

蛹さんはタイミングを待って外に出てきます。

そのタイミングを探すために、まず

「自分の気持ちが反応するもの・こと」にアンテナを張ってみよう！と提案しました。

毎日目の前に現れる変わり映えのないこと。

その中にも「嬉しい！」」が隠れてますよ。

例えば今日の私で言えば、

「蝶々がカップルで庭で遊んでいるのを見た」

これは気分が上がりました。わぁぁぁーーーーー♡って。

「久しぶりの太陽でサンキャッチャーの光がメチャメチャきれいだった」

「観葉植物が元気いっぱいになった」

「友達からお誕生日おめでとうのメッセージが来た。私のお誕生日はもっと後だけど。笑」

まだありますけど、ざっとこんな感じに目の前には「嬉しい。楽しい。大好き」が散らばっています。

目の前にある楽しいの欠片

幸せの感度を上げる、というのに近いでしょうか。

感情がないのではなく、感度が下がっているだけ。

何をしていいのか分からない時は、目の前を見ていないのかもしれません。

まずはほんの小さな第一歩。

ほんの小さなよそ見。

ほんの小さな踏み外し。

ほんの小さな遊び。

子供のように

周りを気にしないで、よそ見のような無駄にも思えることも、思いきってやってみましょう。

あなたは何に心が動きますか？

BTS？

素敵ですねーーー♡

おいしいお菓子？

たまりませんねーーー♡

おしゃれをする？

楽しいですねーーー♡

なんでも良いんです。

自分の心が反応するものに蓋をしないで、

大いに味わってみてくださいね！