お坊さんではないけど寺息子、SOCIAL TEMPLEの「現地」に来てみて感じたこと

お坊さんではないけど寺息子、SOCIAL TEMPLEの「現地」に来てみて感じたこと

こんにちは。SOCIAL TEMPLEのファンドレイザー・事業企画の嶋田です。

昨年1月、実家の神奈川県川崎市から、SOCIAL TEMPLEと縁あって、山梨県甲府市に引っ越してきました。

1年間、山梨県に来てみて、SOCIAL TEMPLEとより深く関わるようになりました。この場を借りて、お坊さんではない立場で「SOCIAL TEMPLEにコミットしてみて」というテーマでお届けしたいと思います。

山梨県に移住しての違和感はないの?

ひとまず最初に、「移住してきて、移住前に思っていたこととのギャップは?」という話を。

神奈川県川崎市の人口は、153万人(令和6年1月1日時点)。
山梨県甲府市の人口は、18.5万人(同上)。

ほぼ10分の1の人口の町にやってきたわけですが、正直に言えば「ギャップは全然ない」でした。

もちろん、
「めっちゃ山が望める」
「冬の風がすごい」
「夏は暑い」
「おいしい居酒屋がたくさんある」
「おいしいお酒がたくさんある」
「野菜が安い」
「意外と魚が高い」
「貸しアパートが安い」
という細かいのはありましたが、移住して「これは嫌だ」はほぼありませんでした。(しいて言うなら上記の内の「暑い」くらい)

SOCIAL TEMPLEのメンバーのみなさまにいろいろお世話になりながら生きています。

SOCIAL TEMPLEに関わりを深めた理由

さて本題。

元々、SOCIAL TEMPLEのような、「お寺の社会貢献活動」に関心を持ったのは、大学時代に宗教法人の会計を研究している中で、「NPO会計」に触れ、市民活動と寺院のつながりに可能性を感じて、「NPOのような事業を、お寺で、地域とコラボしていけないのか?」という興味(野望?)を持ったことからでした。

SOCIAL TEMPLEは、その当時の自分の興味と、「お寺のこれからの姿」だと思っていた「寺院活性化」と「社会貢献活動」をつなげることを、現場に出てできるということもあって、関わっていこうと思ったのです。

これまで、いろんな寺院活性化の事例の本を読んでいて感じたのは、「寺院や仏教教団だけが活性化して、どうする?地域丸ごと活性化しないと、いずれ手詰まりになるのでは?」という違和感でした。言い換えれば、公益法人としての、または非営利組織として活動する「お寺」が、「お寺が稼げてから地域にお返しする」でいいのだろうか?という疑問が湧きました。

だから、現場に出て、何が必要か?何が地域に求められるのか?それをお寺がやる意味づけは何か?ということを肌で感じよう、そう思ったのです。

SOCIAL TEMPLEにコミットしてみて

移住して、SOCIAL TEMPLEにコミットしてみて、コンセプトである「建物なき寺院」とは何なのか?を肌で感じてきてはいます。

寺GO飯に、初めてリアル参加させていただいたり、お寺のじかんの記事を書いたり、各事業部のサポートをしたり、新規事業の為に他のメンバーと一緒に長野に行ったりと、温泉に入る言い方を借りれば大体肩までは浸かったかなと思います。

「建物なき寺院」は、地域の「これがあったらいいな」「こういうまちの課題があるよね」を「みんなで持ち寄って解決できるような事に取り組む」という場を用意することを指します。

気が付いたら設立から5年目。社会課題に向けた取り組みを続けていくことは簡単ではないと、肌で感じています。

今年もいろんなことに奔走します

だから、今年はもっといろいろなことに取り組んでいきたいと思っています。

まず、昨年からスタートしている新規事業は、年内にはリリースされる予定です。どんなものになるのかは、また発表します。

また、団体のデジタル化促進や寄付募集活動、団体広報の課題感もわかってきたので、今年はより効果のある取り組みをしていきます。

代表あいさつに続いて、ちょっと個人的な話になってしまいましたが、今年は「アップデートするSOCIAL TEMPLE」を少しでも実現していきますので、引き続き楽しみにしていただければ幸いです。

一般社団法人SOCIAL TEMPLE 事業企画 嶋田尚教