坊主道と行くシリーズ第2弾!〜大善寺秘仏薬師三尊御開帳ツアー〜

坊主道と行くシリーズ第2弾!〜大善寺秘仏薬師三尊御開帳ツアー〜

【坊主道と行くシリーズ第二弾!〜大善寺秘仏薬師三尊御開帳ツアー〜】

坊主道の坪井です。

平成30年10月11日、今回の「坊主道と行くシリーズ」は5年に一度、国宝薬師三尊をご開帳している甲州市大善寺へ。

「大善寺秘仏薬師三尊御開帳ツアー」と題し、一般参加4名、坊主道メンバー4名の合計8名でお参りに行ってきました。

坊主道メンバー若月和道さんのご親戚にあたる井上運俊さんに案内をしていただきました。


笛吹市大蔵経寺、井上運俊さん

 

 

【大善寺について】

 

縁起

養老2年、行基が甲斐の国を訪れたとき、勝沼の柏尾にさしかかり日川の渓谷の大石の上で修行したところ、手に葡萄を持った薬師如来が現れました。

行基はその夢を喜び、早速夢の中に現れたお姿と同じ薬師如来像を刻んで安置したのが、柏尾山大善寺です。

以来、行基は葡萄の作り方を村人に教えたので、この地に葡萄が栽培されるようになり、これが甲州葡萄の始まりだと伝えられています。

 

伽藍

本堂の中に、薬師三尊像(薬師如来・日光菩薩・月光菩薩)を安置していることから「薬師堂」とも呼ばれます。この薬師堂は築730年以上にもなり、山梨県では一番古い建物です。

特徴的な檜皮葺きの屋根は、30年に一度葺き替えをします。

内部は内陣外陣に分かれ、内陣には須弥壇を設けて厨子を置き、薬師如来をお祀りしています。

その両側には日光菩薩、月光菩薩、十二神将を配しています。

昔は薬師堂と同じくらいの大きさのお堂が52棟もあったそうですが、火事により焼失してしまいました。

 

 

【堂内拝観】

参加者全員で護摩木に名前を書き、いざ堂内へ!

 

堂内へ入るとまず飛び込んできたのは巨大な不動明王画像。広げると12畳分の大きさがあるそうです。

本年は開山1300年を迎えるにあたり5年に一度の薬師三尊ご開帳に加え、不動明王画像を特別公開したそうです。

(※堂内写真撮影禁止のため写真はありません。ごめんなさい)

そして順路のように進んで行くとついに!!!!

十二神将、薬師三尊像とご対面。(※堂内写真撮影禁止のため大善寺HPから仏像をご確認ください)

薬師三尊像は何れも優しいお顔で慈愛に満ちたお姿。

十二神将像は何れも厳しいお顔をされ、見る者の背筋を正すようなお姿。

800年〜1300年前のお像とは思えないほど美しい状態の仏像を拝し、長い歴史の中で、大善寺歴代住職や地域の方が大切にしてきたんだなと感じました。

その後も太刀や鰐口、茶器、古文書等通常は見ることのできない文化財を思う存分味わわせていただきました。

 

護摩木奉納者全員に

特別御開帳札をいただきました。

5年後にまた坊主道企画で参拝したいなとこっそり思いました。

 

 

 

大善寺といえばそう!!

ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(2016年放映)のロケ地としても有名です!

当時はドラマ人気もあり観光客がかなり増加したそうです。

 

坊主道メンバー横山さんも出演女優さんと同じ場所に座れてとてもご満悦の様子!

 

副代表渡辺さんは出演女優よりブドウが気になる様子!

 

 

 

 

坊主道と行くシリーズ第二弾!(第一弾はこちら

「大善寺秘仏薬師三尊御開帳ツアー」にご参加いただいた皆様、お気遣い頂いた大善寺関係者の皆様ありがとうございました!