ちいさなお寺、できました
【ちいさなお寺、できました!?】
前回の第1回が「ちいさなお寺、はじめました」でしたが、連載2回目にして早くも「できました」です。
もしかしたら連載が終わってしまうんでしょうか!?
【念願の宗教法人に】
いえいえ、ファンの皆さま(いない)ご安心ください、まだまだ連載は続きますよ!
実は13年がかりの大仕事となった「宗教法人化」が、ついに完了しました。
トップの画像は平成31年4月26日に神奈川県知事から宗教法人規則が認証されたという書類で、これが事実上「宗教法人になっていいよ」と認められたことになります。
話を前回に戻しますと、なごみ庵は借家の一室を本堂(と呼ぶにはあまりにも狭いのですが)として、平成18年4月6日に開所をしました。
最初は月に1度の法話会が主な活動で、この当時から神奈川県庁に相談に行ってはいたものの、あくまでも「僧侶の個人的な活動」としてしか見てくれません。
ですので県庁に相談に行っても、ほぼ取り合ってくれないという状態が数年続きました。
それでも県庁に通い続け、また活動も法話会から写経会、笑いヨガ、イキイキ長いきの会と増えていき、また様々なご縁でお寺にいらっしゃる方が増え、協力してくださる方も徐々に増え…
そうして平成25年12月に、一定数の信徒・役員会・総代会・団体規則を設け、ようやく「個人的な活動」から「宗教団体」にステップアップしました。
ニュースなどで「宗教団体」と聞くと、なんだか怪しげだったり事件を起こしたりというイメージかもしれませんが、実は「宗教団体」になるにも結構な苦労があるんですよ (^_^;)
そしてそこからさらに5年4ヶ月が過ぎ、宗教法人規則が認証されました。
ところで皆さん、今回の記事を和暦で書いていることに気づきましたでしょうか?
実は平成30年の中ごろから「あれ? 法人化と元号切り替わりのタイミング近くね?」と気づき、書類の提出や県庁職員さんへの無理なお願いなどをして、この日程での登記を狙っていたのです。
認証された平成31年4月26日は平成最後の開庁日で、ゴールデンウィーク明けの令和元年5月7日に法人設立登記の手続きをしました。
令和元年5月7日は、令和になって初の開庁日、つまり全国で令和初の宗教法人誕生! ということになるのです。
おかげさまで、なんとか計画通りことが進みました (^人^)
ご縁のある方、仲間の僧侶たちなど、皆さん喜んでくださいました。
たくさんのお花がお供えされたり…
懐中時計を頂いたり…
「お前はもう死んでいる!」を頂いたり(笑)…
次回からは、ちいさなお寺がどのようにできていったのか、振り返りながらお話しさせていただこうと思います。