お墓についてのあれこれ。ヨーガ講師が住職に質問してみた vol.2
お墓についてあれこれ。ヨーガ講師が住職に質問してみた vol.1 はこちら。
皆様こんにちは。
ヨーガ・瞑想講師の竹田夕子です。
今回は、上記コラム「お墓についてのあれこれ。ヨーガ講師が住職に質問してみた」の vol.2 となります。
死をみつめることで生を省みる。
そんなことを自分なりに日々実践しつつ、お墓についても考える日々です。
前回の vol.1 では、お墓について悶々と分からずにいることや、疑問に思っていることなどを聞いてみました。
今回はその続き。
質問に答えてくれたのは
山梨県牧丘町にあります西源寺の若月住職です。
さて。
では、質問と返答、わたしの感想をそのまま書いていきますね!
質問⑤
輪廻転生と、魂と肉体について、どのようにお考えですか?
住職:
肉体というものの存在がしているのか、していないのか。私たちは、たくさんの概念にとらわれて生きています。その存在にとらわれています。
輪廻転生というと、魂が生まれ変わり存在していく、というように考えているかもしれませんが、それは霊魂不滅説です。
本来人は皆、生まれながらにして仏であり、存在の本質は仏性であります。
現在の自分の存在は、過去の自分が存在した証であり、未来の自分を証明しているのです。この流れ、縁に従った流れを輪廻転生というと考えています。
竹田夕子:
確かに。人間というものは、概念にとらわれていますよね。人間の肉体やこころの存在など、「そこに独立してあるもの」のように認識していることがほとんどかもしれません。
現在の自分の存在は、過去の自分が存在した証。未来の自分の証明。
そんな風に心底思えたら、今の自分を、家族や周りの方々・環境を慈しむことが出来るのかもしれませんね。
この住職のお話しは非常に興味深いです、特にわたしのようなマニアの皆様には♡
質問⑥
墓石の意味はあるのですか?なぜ日本の墓石の多くは縦長の長方形なのでしょう?
墓石の起源は、仏舎利塔です。
お釈迦様のご遺骨を埋葬し、その上に信仰の対象として塔を建てました。これが仏舎利塔です。
日本では五重塔や三重塔というと変化していき、庶民が墓地を建てるようになると、五輪塔のような形になり、様々な形を経て現在の長方形になったのだと思います。
時代の変化とともに墓地の形も変化していきます。
今では様々な形の墓地が出てきていますね。
これも必要に応じて時代とともに形を変えていっているのです。
竹田夕子:
仏舎利塔が墓石の起源なんですね!なるほど!
墓石も時代と共に形を変えていき、長方形になった。
どんな形の墓石があったとしても、それはおかしなことではないのかもしれませんね。
そうなると、これからも形は変わっていく可能性大ですねー。
質問⑦
なぜ墓石にお水をかけるのですか?
住職:
墓地を清めるとう意味があると思います。
水は清浄なるものです。仏壇やお位牌の前にもお水をお供えすると同じように、墓地にも水をかけているのでしょう。
墓石の上から水をかけることには、いろいろな意見があるようです。
水をかけてはいけないという考え方には、
・墓石には「水受け」があり、そこに水を注げるようになっているため。
・墓石を仏様と考え、また自分と考える。お地蔵さんなどは頭から水をかける場合もありますが、ご本尊さんにはお水をかけません。
このような考え方もあるようです。
いずれにしても、
地域の風習やご家庭の習わしを最優先にすることがいいでしょう。
竹田夕子:
そーかー。
わたしは墓石や墓地にお水をかけることで、気持ちやその場の空気がとても清浄になる気がするので、積極的にお水をかけています。
地域の風習や家族の習わしを最優先にして良いのであれば、これからもお水をかけていきたいな、と思います!
さてさて。
「お墓についてのあれこれ」住職に直接聞けたことで、少しすっきりしました!
単純ではない質問もあったかと思うので、これからまだまだ自分の中で深めて行きたいと思います。
自己探求マニアの竹田夕子でした!笑