第3回 SOCIAL TEMPLEってなんだろう?「寺GO飯の息吹」

第3回 SOCIAL TEMPLEってなんだろう?「寺GO飯の息吹」

【第3回 SOCIAL TEMPLEってなんだろう?寺GO飯の息吹】

(社)SOCIAL TEMPLE代表理事、近藤玄純です。

連載が止まってしまっていました。

本当に申し訳ありません。

令和3年度よりSOCIAL TEMPLE内に新しく立ち上がった「生涯サポート事業部」のメイン事業でもある寺GO飯についてお話ししていこうと思います。

【寺GO飯の息吹】

平成29年3月頃に宗派を超えたお坊さんグループである「坊主道」でも勉強会以外の活動をしていったらどうか、という方向性が内部でも出始めてきました。

月一回の定例会などで意見交換する度にお坊さんの活動とは何をするべきなのかという議論も活発になってきました。

そもそもお坊さんとは何をするのか?(順不同)
①法(お釈迦様の教え)をたくさんの人に伝えること

②亡くなった方の供養(死者供養)

③修行

④お寺の運営 ※住職に限る

⑤教育事業(保育園など)

⑥セーフティネットとしての社会活動

現代ではこのくらいに大別されるのではないでしょうか。
中世では薬を出したり、医療を施したり、学問を教えたり、はたまた橋を作ったりとか、そして戸籍管理や地域の御触れを発出するような行政機能も含んだものがお寺やお坊さんの役割でした。 他の職業や分野に機能が代替され、その役割は変遷してきました。

①の「法を伝えること」は毎日の生活の中で壁にぶつかって悩まれたりして相談を受けたりしていくことが当たります。

②の死者供養はそのままで、葬儀や法事などを指します。

③はお寺に籠もって修行をするということと、それとは別に毎日の生活の中も含めてお坊さんとして、また人間として鍛錬していくことです。

④お寺の運営ですが住職は宗教法人の代表役員という立場ですので一法人を経営することです。

⑤はお寺に併設される保育園などの運営ですね。

⑥はこの業界では度々議論になる部分なのですが、様々な活動が行われています。

例えば災害地にボランティアとして入っていったり、ホスピスなどでの活動、こども食堂の運営や放課後の子供達の居場所作りなど現代では多岐に渡ります。

話をSOCIAL TEMPLEに戻すとそのような内部での議論をもとに何が私たちにできるのかと日々考える事になりました。 良いご縁をいただいて、子供達の居場所作りをお寺でやっている団体と出会うことができました。

その活動を見ていくとお寺で地域の子供達に食事を提供するプログラムがあり、視察に行く事になりました。

お寺でのこども食堂です。
現生涯サポート事業部長の山田哲岳と2名で視察に行ってきました。

その場で行われていたこども食堂の光景を見て衝撃を受けました。

と言うのもお坊さんを含む大人たち、実際に主運営をする学生さんたちそしてこども達の三者がその場を作ってい多ことに驚きを覚えました。

こうしてこのこども食堂の運営にヒントを得た私たちは早速準備に取り掛かることになります。

まずは手伝ってくれる大学生を探しました。
現在メインで手伝ってくれている山梨大学の「野外教育サークル」
打ち合わせをし1回目の寺GO飯が遂にスタートします。

2017年11月16日第1回寺GO飯です。

開催の模様はこちらです。

次回は2017年12月ローンチの【仏教・お寺メディアお寺のじかん】についてお話しします。