自分は何に生かされているのか?を学べる自然×仏教の体験をやってみた話

自分は何に生かされているのか?を学べる自然×仏教の体験をやってみた話

2025年10月5日、甲府市内で、SOCILTEMPLEで、初の環境活動としての「植林」を行いました。

【イベントレポート】えん樹むすび植樹会2025を開催しました!

2023年の年末に、忘年会と同時に、私(嶋田尚教)が開催した「事業アイデアを無責任に出し合う会」から生まれた新規プロジェクト「植林」の一環です。

あ、この度正式名称を「えん樹(ぎ)むすび」と名付けさせていただいたのですが。

それなりに長大な準備を行い、実施し、今は植えられたところを守りながら、次の企画を練っているところです。この前行ったらしっかり鹿が食べた後がありました。つらい。

さて、きたる2月8日(日)13時15分~16時30分に、山梨県庁防災新館1階 オープンスクエアにて開催される「令和7年度やまなし環境活動推進ネットワークフォーラム」のポスターセッションに参加し、活動のご報告をいたします。

【登壇予告】2月8日開催「令和7年度やまなし環境活動推進ネットワークフォーラム」に植林プロジェクト「えん樹むすび」が登壇

当団体について、また植林イベントについて紹介しながらも、「なぜSOCILTEMPLEが植林事業を始めたのか」「植林を通じて何を実現していきたいのか」を、話す予定です。

しかし…正直「ポスターセッションで伝わるのだろうか?」とも思っている部分もあり、もう少し想いを文章化してみようと思いましたので、ぜひ続きを読んでほしいです!

「えん樹むすび」の目的

SOCILTEMPLEの事業として、「植林」が立ち上がったのは、2023年。

▼当時の勉強会の記事

【勉強会レポート】自然は人間とつながっている?森林生態学から考える「植林」の必要性とは?

そのときの植林の目的として、

「山梨県を守る森を創る」

「人間と自然とのつながり(=仏教の“縁起”)を体感していただく」

の2つを設定していました。


※仏教には“縁起”―すべてのものは、つながりの中で生まれ、支え合い、変わっていく―という教えがあります。


シンプルに「森を創る」ではない、「SOCIALTEMPLEらしい」植林プロジェクトって何だろう?と考える中で、上記の目的を設定しました。

木を植えて、自然に戻すことだけなら、様々な企業や自然保護団体が実施していますが、「自分と自然はつながり、影響しあっている」と考え、感じながら、「木を植える体験」自体を地域づくりや参加者の生き心地を生み出すことにつなげていける。そう信じて目的を設定したのです。

なぜ「仏教の考え方を基に、地域の人たちで支えあう場づくり」と「植林」がつながるのか

私たちは、これまでも「主体的に参加できる地域社会」作りを通して、人と人が出会う場と「お寺」「仏教」とも触れられることで、「人間としての生き心地を取り戻す」ことを目指して活動してきました。

具体的には、「寺GO飯」で、多様な人が集まり、ともに食事を作り、いただく活動を通して、「人と人が直接つながる地域社会」の形を作ってきました。

日常の中で忘れがちな「すべての物事はつながっている」という感覚を、植林という体験を通して、もう一度取り戻すこと。森づくりは地域づくりであり、地域づくりは自分づくりである、と。

それが、「自然再生」だけではない、この活動の大きな目的です。

「木を植える」という小さな行為が、自分と自然はつながっていると体感し、自然に生かされていることを学ぶ。

その植えた木が、地域を再生する。その体験を通じて、「地域社会の再生」を目指す活動と考えています。

自分は何に生かされているのか?自分は生かされている「責任」をとっていると言えるのか?

「情報化社会」と言われて久しいですが、現代は「情報化」だけが一方的に加速的に進み、「社会」はその進化に追いついていないのでは?と思います。

手元にあるスマートフォンで検索、いや生成AIにきけば、なんでも応えられてくる。SNSはアルゴリズム(仕組み)によってオススメされた情報だけが届き、ききたい・見たい情報以外は入りにくくなりました。

例えば今年も発生した「林野火災」。

ニュースの一例:https://weathernews.jp/news/202601/150076/

発生時はニュースやSNSで連日取り上げられ、たくさんの議論がタイムラインを流れます。その後鎮火されると、すぐに忘れられてしまいます。

「なぜそうなったのか」「自分たちの日常にどう影響するのか」「自分たちは何ができるのか」ということに思いを巡らし、行動をする人がどのくらいいるでしょうか。

人間は、画面上に流れてくる情報だけを食べていけば、生活できるのでしょうか?

現代の、生成AIをはじめとした超情報社会において、「人間性」「身体性」が今まで以上に失われているのではないでしょうか。

その結果、「自分たちはどうやって生かされているのか、生かされているという自覚がわかりにくくなりました。

毎日の食卓に並ぶ野菜やお米、お肉、お魚。

風雨をよけられる家。着ている服や日々家事・仕事に使う道具。

これらは「誰かの仕事で」だけでなく「自然が生み出すことで」自分たちは生かされているのではないでしょうか。

その「生かされている」ということを、ずっと感じ取ることは難しいと思います(これを書いている私も、普段オフィスワークをしているので、パソコン画面と戦っているか、人と話しているか、のどちらかです)。

とあるときに「木を植える」という体験を通じて、地域や人、自然とつながって、「生かされている責任」を感じ、責任をとる、ということを参加者が感じる。

そのような場を作るために、植林活動を始めたのです。

 

この思いと取り組みを、2025年単発ではなく、継続すること。

自分たちが開拓した場所だけでなく、県内で理解くださる人を増やしながら、いろんな場所で実践されること。

 

その世界を、「えん樹むすび」は目指します。

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