2021年度事業報告書をリリースいたしました。

2021年度事業報告書をリリースいたしました。

2022年7月31日付で、一般社団法人SOCIAL TEMPLE(代表理事:近藤玄純)は、2021年度の事業報告書をリリースいたしました。

これまで、公式ホームページ上には、「決算報告書」のみを掲載しておりましたが、本年度より、「事業報告」という形で、当団体の具体的な活動を簡潔かつわかりやすくご覧いただける形で制作・リリースを進めることになりました。

つきましては、事業報告書に掲載した内容をダイジェストでお届けするとともに、末尾に冊子版の「事業報告書2021」のデータダウンロードがいただけるようにしております。

なお、著作物となるため不許改変・複製とさせていただきます。本記事のSNS等でのシェアは問題ございませんが、PDFデータの改変・複製はご遠慮ください。

以下、2021年度の事業報告ダイジェストです。

2021年度 事業部別事業報告

生涯サポート事業部

生涯サポート事業部 部長 山田 哲岳

2020年より発足した生涯サポート事業部では、山梨県地域活性化協働事業費補助金の交付を受け、2021年6月より2022年3月まで、SOCIALTEMPLEのメンバーが所属する寺院を会場として「寺-co-屋」(読み:てらこや)を開催しました。

『寺-CO-屋』プロジェクト始動

本事業の目的は、ひとり親家庭の子どもへの学習支援とお母さんに気分転換してもらうためのワークショップ、コロナ禍で営業が困難となった飲食店さんと、アルバイトがなくなり収入を失った学生さん、そして仕事が減ってしまったワークショップ講師さん、それぞれの事業への参画を通した金銭的支援でした。

日曜の午後に寺院へ集まり、子どもは大学生と学習、別室でお母さん達は、ヨガや写仏、坐禅などのワークショップに参加をしてもらったあと、飲食店より配達をしてもらったお弁当を一緒に食べることで、コロナ禍でも人と人のつながりを実感してもらいました。

結果、累計20回開催し、延べ参加人数は、お子さんと保護者さんで190名学生さんは25名となり、スタッフなども含めた延べ関係者数は412名となりました。

2022年度も、山梨県内の「生涯サポート」として、学習支援や居場所づくりの活動に取り組んでまいります。

特に、2020年以降中断されていた寺GO飯についても、再開を進める予定です。

オンライン・広報事業部

オンライン・広報事業部 部長 横山 瑞法

2021年度は、法人ホームページの保守管理をはじめ、お寺のじかん記事の編集・更新作業お寺の活性化計画を事業の中心として活動いたしました。

お寺のWEBページ制作をお手伝いする“お寺の活性化計画” では山梨県内1ヶ寺大阪と神戸の2ヶ寺に取り組みました。

これまではほぼ全てが山梨県内の事案でしたが、これまで積み上げてきた実績をもとに関西方面からも依頼をいただき事業が広がりを見せるようになってきました。

現在3件のプロジェクトが進行中、2021年度までで延べ6か寺の活性化をお手伝いしてまいりました。

→「お寺の活性化計画」について詳しくはこちら

2022年度も引き続き宗派と地域を超えた活動をしていきたいと考えています。

2022年度もご支援してくれている皆さまとのコミュケーションが円滑に行われるよう、オンラインと広報の視点から法人全体を支えていくよう取り組んでいきたいと思っています。

財務部

財務部 部長 渡辺 光順

財務部では当法人の事業を支える財源となる助成金の申請や個人ならびに法人のご寄付をいただく窓口を担当しております。

2021年度は会費収入以外に、公益財団法人さわやか福祉財団様、日蓮宗宗務院様、公益財団法人浄土宗ともいき財団様より助成金の交付、その他個人名義でのご寄付をいただき、寄付および助成金収入は累計2,110,981円となりました。

一般社団法人SOCIALTEMPLEでは、既存の事業の継続・拡大に加え、新規事業・プロジェクトの立ち上げに向けて、多くの方からご寄付やボランティア活動のご協力をいただいて運営をしております。

2022年度も皆様からのご協力をいただき、当団体の事業継続・事業拡大を目指すための財務基盤の安定に努めてまいります。

坊主道

坊主道代表 横山 瑞法

坊主道は前代表の近藤より横山へと代表が引き継がれ、役職員体制を一新して2021年度がスタートしました。活動としては、本年度は内部向けの研修会の開催が主な事業となりました。

メンバーお互いの宗派に対する理解を深めることを目的に、身近な法務における宗派の違いを学び合ったり、法人全体の研修会として、哲学者の永井玲さんと今井祐里さんを迎えて「差別」に関する勉強会を開催しました。

また、外に向けた活動としては、地元山梨開催の仏教系展覧会に参加者を募って「坊主道と行く」を開催しました。

坊主道が行ってきた!〜映水展『祈りのある暮らし』〜

しかし、コロナ禍であっても、外に向けた活動が少なかったことは大きな反省点です。2022年度は対面も含め、外に向けた活動を増やしていきたいと考えています。

2021年度 収支決算ハイライト

収入について

収入の部合計金額は、予算3,897,561円に対して、決算は4,000,200円と微増しての着地となりました。特に変動があったのは下記2点です。

・助成金収入について、新たに「さわやか福祉財団様」より助成金を受領したため、助成金収入が予算額の700,000円に対し、決算は850,000円となりました。

・受取寄付金について、予算額の1,000,000円を多少下回り、決算は978,981円となりました。

支出について

支出の部合計金額は、2020年度に続き、新型コロナウイルス感染症による影響で「ゆくすえサポート事業部」の活動が困難となり、またお寺奨学金・オンライン事業部も事業費が減少したため、支出予算額3,897,561円に対し、支出決算額は1,873,164円と大幅にマイナスとなりました。

これらの収支より、2022年度は各種事業の再開や新規事業の展開を通じて、お預かりした寄付金や助成金をより山梨県内の活動に活かしてまいります。

※決算報告の詳細は冊子版の事業報告書をご覧ください。

2022年度の事業 TOPIC

寺GO飯 再開!

寺GO飯は、これまで色々な人が交流するコミュニティとして、身近にあるお寺を会場にして開催してきました。

お経や坐禅を体験し、法話を聞いたあとに食事をし、子どもは大学生に宿題を教えてもらったり、大人は僧侶と話をしたりと普段とは違った時間を過ごしていただきました。

コロナウィルス感染症の拡大のため、2020年2月の開催を最後に、休止を余儀なくされましたが、再開に向けてオペレーションを見直し、感染症対策を踏まえてテスト開催を行い、準備を重ねてようやく再開できるようになりました。

第29回寺GO飯を開催しました!

これからも、継続的に開催し、子どもたちや大学生の笑顔に会えることを楽しみにしています。

お寺のじかん リニューアルが決定!

仏教応援プロジェクトとしてはじまったWEBサイト「お寺のじかん」も、開設から4年が経過しました。

この4年間に多くの執筆者の協力を得て、仏教関連のコンテンツをはじめSOCIAL TEMPLEの活動報告などを掲載してきました。

現在、記事数も250を超え、仏教・お寺関係のメディアとして認知されるようになりました。

そしてこの度、サイト運営も5年目に入るタイミングで、デザインをリニューアルすることにしました。

リニューアルに合わせて、新たなコンテンツも企画していますので、ご期待ください!

最後に:事業継続のためのご支援について

一般社団法人SOCIAL TEMPLEでは、「寺GO飯」をはじめとした各事業を当法人の理念に共感いただいたみなさまからのご寄付で運営しております。

「我々の活動を少しでも応援したい!」という気持ちがありましたら、ご寄付をくださいますと幸いでございます。1口500円から気軽にしていただけますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

冊子版「2021年の事業報告書」ダウンロードはこちら▽

2022年度活動報告書